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デトックスなんて言葉を操ってインチキ商売

「デトックスなんて言葉を操ってインチキ商売」に関して反響がちょっとあったので解説。
デトックスとは体内に溜まった毒素を排出させるという健康法。
この呼び名は、detoxification 、つまり「(体内から毒素や老廃物を)取り除く」、「解毒」の短縮形。
そもそも「毒素」とは何か?「老廃物」とは何か?
体内に人体に悪影響を及ぼす化学物質(主に重金属や合成化合物のうち、特に有害なもの)とされている。

重金属とは何か?
鉄、鉛、金、白金、銀、銅、クロム、カドミウム、水銀、亜鉛、ヒ素、マンガン、コバルト、ニッケル、モリブデン、タングステン、錫、ビスマスなどが挙げられる。
鉄は血液を作るには欠かせない材料ですし、亜鉛なんかは精子や味覚に関連してくる。
金などはイオン化しないので大丈夫だと思われる金属。
他にヤバイものも重金属に属してますが・・・
ヤバイ量をそんなに摂取していたとしたら大問題です。
ましてや目で見えるレベルで排出できるとしたら・・・。
老廃物とは、この間まで疲労物質といってたもののようですね。
代謝によって生成された不必要な物質という解釈でよいと思います。

人の身体はこのようなモノを処理する臓器があります。
肝臓で解毒し無害化
腎臓で排出し、尿と共に体外へ
と、ちゃんと機能を備えてます。

先日、フットバス(足浴)の機械にデトックス効果のある商品の売込みがありました。
20分ぐらい足を漬けているとお湯が茶色に変化し、何の毒素が溜まっていたかわかるというシロモン。
笑っちゃいました。
こんなのに騙される人はいないと思いますが、人の心理としては試してみたくなっちゃいますよねw
高校の生物学・化学で習った人なら受動輸送と能動輸送という言葉を思い出すはずです。
小学校・中学校の理科の実験でもやったかな?
ちょっと難しいですが腎臓で行われている輸送などの仕組みが書かれているサイトの紹介
http://bunseiri.hp.infoseek.co.jp/kidney2.htm
足の上皮細胞からイオン化した重金属が体外に輸送されるとしたら余程高濃度な液体に漬けて受動輸送させるか
+イオンの重金属を強烈な-イオンをで引っ張り出すか・・・そんな-イオンを作り出す装置がフットバスサイズでできるか?
また分離した+イオンはいずこへ?
-イオンによって重金属が排出されるとしたら?!骨の材料でもあり、筋肉の弛緩にもひつようなカルシウムも重金属イオンです。抜けちゃまずいでしょ?
必要な微量金属か有害な金属か判別なんてフットバスレベルの機械になんか出来るわけありません。
と、疑問だらけなんですよ。化学的に解釈できないんです。
どっちに転んでも化学的には人体にヤバイんです。
茶色に変色するには何かしらのカラクリがあると見て間違いないでしょ。

某サイトで岩盤浴の説明
岩盤浴を行うとマイナスイオンの効果やホルミシス効果によって、サラサラとした汗をかき、体内では血液もサラサラになります。新陳代謝が活発になり、さら に遠赤外線の効果によって体の内部にある脂肪も燃焼してしまうのです。そして、基礎代謝が高まる事によって代謝改善や疲労回復、デトックス(解毒)効果、 肌の若返りなどの美容、ダイエットの効果があります。

この説明がデタラメなのに気づきました?
「マイナスイオン」と「ホルミシス効果」と発汗は全然関係ありませんが「よって」と接続されています。
発汗したら体内の血液も水分が失われますのでサラサラどころかドロドロになります。

遠赤外線という熱で脂肪が燃焼されるほど単純な構造をしていません。
料理をする人なら牛脂を溶かすのにフライパンをどのぐらい熱しなくちゃいけないか解りますよね?
牛脂の溶ける温度が40~50℃です。ちなみに
牛脂 40~50度 羊脂 44~49度 豚脂 28~48度  兎脂 25~46度 鶏脂 30~40度 馬脂 29~43度
残念ながら人脂の溶ける温度はみつかりませんでしたが、法医学(人体解剖)の本でも調べたら答えが出るかな?w
ちなみに人の身体は42℃を超えるとたんぱく質が変性し生命の維持が出来なくなります。
脂肪が解けるような温度が発生したら、そのまま死んでしまいます。
ですから水銀体温計は42℃以上のメモリーが書かれてないんです。
体温はかってる場合じゃないし、死んでる人の体温をはかっても意味無いですからね。
仮に体脂肪がとけても、行き場がないんです。血液の中に溶けて戻っても、血糖値が正常であれば再び肝臓で処理され皮下脂肪などになります。
で、血糖が低下してればほっといても肝臓が蓄えている脂肪をエネルギーにするためにブドウ糖を生成しなおし代謝します。
どちらにせよ遠赤外線の熱で溶かす意味が無いんです。

「基礎代謝が高まり」・・・つまりエネルギーを消費するという事ですね。
先ほど書いたとおり代謝されれば不要物質が生成されるんです。
むしろ疲労し、腎臓の機能としては負担が増えるんです。
汗で水分が失われるので肌は潤いを無くし、脱水症状で体重こそは軽くなるかもしれませんが、喉が体が渇くので大量に水分を取る事で元に戻るでしょうが・・・それをダイエットというには無理があるでしょう。
水飲みダイエットは体内に取り込んだ水分の温度を、体温と同じようにあわせようとするときにカロリー消費するってカラクリでしたね。
まさか本当の狙いはそこ?

補足*ホルミシス効果とは生物に対して通常有害な作用を示すものが、微量であれば逆に良い作用を示す生理的刺激作用をいう。

簡単ながら検証するでけで、こんだけの疑問点が噴出するんですよ。
流行に便乗して商売たら儲かるんでしょうが、インチキ商売をしてたら、そのうち「あるある納豆」みたいな事になっちゃいますよw

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アンチ民間療法な人の健康情報&検証」カテゴリの記事

コメント

「腕にはめるだけで血液がさらさらになる」
などと勧誘し、ブレスレットなどを売る詐欺的商法にまつわる相談が、全国の消費生活センターに相次いでいる。
客に血液を採取させ、それを顕微鏡でのぞかせて
「使用前・使用後」
の“効果”を強調する手口が多いが、専門家は
「顕微鏡では、血液の状態は分からない」
と指摘しており、国民生活センター(東京)などが注意を呼びかけている。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20061106ik04.htm

投稿 ブレスレット商法 | 2007年2月 6日 (火) 10時31分

医学のようでまったく根拠のないイメージが先行する言葉。
あるある大辞典で一気に流行った言葉でもある。(元々はNHK発…あるあるはよくパクるw)
たぶん、このサラサラを使った実験でも捏造もしくは歪曲が発覚するだろう。
ちなみにNHKの「ためしてガッテン」の500回記念で似非実験のカラクリが公開されていた。
http://www3.nhk.or.jp/gatten/archive/2006q3/20060830.html

投稿 血液サラサラ | 2007年2月 6日 (火) 10時41分

【週刊ポストの記事内容】
記事の見出し

「フットバス・足湯で“足裏から毒素が出る”は大嘘だった!科学者の検証でカラクリ判明」
結論:

●ドロドロの正体は体から出た毒素ではない。機器メーカー自身がこのことを認めているにもかかわらず、エステ店/マッサージ店では「これが毒素です」と説明しているところにこのブームの問題がある。
●実際に体験した店やHPでは「体内の毒素が足の裏の汗腺から出て湯が濁る」と宣伝している。

-検証実験-
東京都立産業技術研究センターに依頼した結果は「10%の塩水に鉄の電極とステンレスの電極を浸けて30分間の実験をした結果、ステンレス電極は全く色の変化はなかったが、鉄の電極は問題となっているフットバスと同様の変化が起きた=ドロドロになった。

投稿 週刊ポストの記事内容 | 2007年4月 2日 (月) 19時05分

アメリカFDA認可・登録とあるが・・・
FDAって食品や医薬品のチェック機関なんだが、健康器具も業務範疇なのか?
また、検索をしても登録番号やら承認番号が見当たらない。

認可・登録ならば臨床実験のデータ本体があるはずだが、わざわざ「あるある」のような定番のデータを持ち出しているのはなぜ?

http://www.tohyodo.jp/detox/detox3.html
この実験データのそもそもの規定値がどのような設定なのかちっともわからない。

さらに、ここまでやるのに何故、血液検査など理解しやすい方法をとらないのだろうか?
尿の「波動」を測定?
何だよ波動ってw

投稿 デトックスマシーン「ゴッドクリーナー」の疑問点 | 2007年4月 2日 (月) 19時14分

使用する水の酸化還元電位を当初の+600mV~+300mVから30分後に-500mV~-600mVレベルの“超”還元水に変化させることで、からだに溜まった汚れが外に出やすくすることができる。

とあるが・・・アルカリ性になったら身体の中の有害重金属が抜けるとあるとすれば、同時に漂白剤に触れたときのようにヌルヌルすっごい滑るよ!by桜庭状態になるんじゃないかな?

で、アルカリイオン水で金属が排泄されるものなのか?そりゃないんじゃないか?

ありとあらゆる重金属を必須ミネラルと有害ミネラルに分別できる機械の発明って・・・ノーベル物理学賞モノじゃない?
しかも水に電極を突っ込んだ程度でって凄いぜ!?

投稿 なんとか還元水 | 2007年4月 2日 (月) 19時24分

・・・たった10分に乗るだけの機械で、2時間分も「疲労」させる効果って・・・どんだけハードワークなんだよ!
心臓と肺が悲鳴をあげるな・・・。
腎臓は短時間に高濃度な疲労物質に汚染され、肝臓は・・・

もうね・・・この手のインチキorヤバイ機械を医療機器ですら宣伝できないような、とんでもない文句を並べ、自由に広告させるの国でやめさせたほうが良いよ・・・

投稿 たった10分間でウォーキング2時間分の効果が得られます! | 2007年4月 2日 (月) 19時32分

超回復とは凄い回復力・・・ではなくて、たとえば骨折したら折れたところが太く・強くなって再生・回復するってことや、筋肉トレーニングでビルドアップしていくような一つ大きくなって回復すること。

その回復には材料であるタンパク質やビタミンなども多く関わってくる。
当然のように「腹が減る」=食欲が出て胃腸に負担が出ることも多い。
胃腸が弱っていれば、消化・吸収率が低下するので下痢してオシマイなんてことになったりもする。

また吸収率がよければ、血糖値の急上昇を起こしてしまったりする。こんなのを繰り返して日々を過ごせば糖尿病まっしぐら。

宣伝文句どおり鍛えられるとしたら、別のところで歪みが出てくるだろう。

投稿 鍛えるということは=疲労するということ | 2007年4月 2日 (月) 19時44分

ダイエットして痩せたいから腹が減っても食べずにがんばる?
筋肉痛がいつまでも治らないですよ?
それと食欲を我慢するのは睡眠欲を我慢するのと同じぐらい大変なんです。寝不足・・・眠いのに寝ないで我慢・・・無理!w
そのぐらい腹が減ってるのを我慢するのはストレスがたまる苦痛。

この間、40歳以上の人のダイエットはカルシウム不足になって、かえって危険なんて厚生労働省の研究班が公表してました。当然でしょうが・・・。


まぁ急がずゆったりと、トレーニングというのは長い目でみてしていかないと、トンデモない悪影響がでますよ。

投稿 食わなければ回復はしない | 2007年4月 2日 (月) 19時51分

フットバスのカラクリって電気分解みたいです。
理科の実験で水を電気分解すると水素と酸素に・・・ってのと同じ原理。
微電流を流して重金属や合成化合物が表皮から滲み出てなんてのはありえないですよ。

投稿 このフットバスって・・・ | 2007年6月 4日 (月) 16時59分

今回はニセ科学に『憤懣』です。 最近、足の裏から体内に溜まった毒素を出すとうたったフットバスが、エステや通販を通して流行しています。
http://www.mbs.jp/voice/special/200703/09_7157.shtml

投稿 いま解き「“足裏から毒素”はニセ科学!?」 | 2007年8月15日 (水) 16時18分

10分で2時間のウォーキング効果というやつは試しましたが、相当な運動量で翌日かなり筋肉痛になりますよ。
というか、10分我慢するのは結構きついです。

デトックスのほうは、あれは面白半分で試す感じでしょう。最初から効果を期待してはいけません。

投稿 ・・・ | 2008年3月29日 (土) 04時30分

ウォーキングを何のためにするのかという意味からしても筋肉痛になるのは問題ありでしょうね。
何事も程ほどがベストなのには変わりないですから劇的に変化するモノは危険と認識していたほうがよさそうです。

似非科学に騙されないように参考まで

市民のための環境学ガイド
http://www.yasuienv.net/index.html

投稿 そうですね | 2008年3月29日 (土) 17時37分

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